ナノダイヤモンドの魅力にとりつかれ

はじめまして、ザクレス株式会社代表取締役の伊與田至人(いよたゆきひと)と申します。 私は、25年間広告業界でモノづくりを行っておりましたが、東日本大震災を機に、未来に受け継がれていくモノづくりがしたいという思いが強くなり、8年前に広告業界を離れ、省エネルギーの研究を始めました。そしてその研究の中でナノダイヤモンド(ナノレベルのダイヤモンド結晶)という高分子材料に出会い、その素材特性に魅了され実験や検証を繰り返し、5年前にナノダイヤモンドを活用する方法を確立し、当社(ザクレス株式会社)を設立しました。  

ナノダイヤモンドを導線にコーティングすると「伝送ロスが少なく、伝送性が高くなるような」動きと、音響では「音が大きく、はっきり聞こえるようになること」を体感し、何度も再現実験を繰り返し、芯線にナノダイヤモンドをコーティングする技術を確立し、ラボレベルでは安定に製造ができるようになりました。

ナノダイヤモンドケーブルのスタートはオーディオ音響評価から

第三者である音響機器メーカーにナノダイヤモンドをコーティングしているケーブルと、していないケーブルの音質試験を行っていただきました。スピーカーケーブル部門ではクロスライン芯線が最高音質(7つの評価基準全てが5良好)を獲得し、電源ケーブルとRCAケーブルの組み合わせでは、スパイラルライン芯線が最高音質を獲得しました。この試験でどの芯線でもナノダイヤモンドをコートすると各評価基準において、ほぼ5(良好)に近づき、バランスよく良音に変化することが実証されました。この評価によりナノダイヤモンドを芯線にコーティングすることにより音質が変化することが解かり、楽器用ケーブル開発がスタートしました。

トッププロから楽器演奏用シールドケーブルとしての高評価を頂き発売に至りました

オーディオ音質試験結果で確信をもった私は、昔から憧れのミュージックシーンで使って頂きたいとの一心で、オーディオ音質試験で実証された芯線をシールド加工して楽器用のシールドケーブルを作りました。そしてトッププロのギタリスト、ベーシスト、他多数の楽器プレイヤーにご試奏いただくと、共通して「レンジが広い、音圧が高い、音質がクリア、ぬけがいい、レスポンスが早い、録音データがあつかいやすい、等々」のありがたい評価をいただき、当時はナノダイヤモンドを芯線にコートすることが芯線10mまでが限界でしたので、ハンドメイドのみでシールドケーブルの販売を開始し、KR’Z-ND CABLEブランドとしてハンドメイドで販売しております。ハイエンドシールドケーブルの中でもトップクラスのケーブルとしてギターマガジンやデジマートでも取り上げられ、今剛さん、土方隆行さん、梶原順さん、丹波博幸さんなど錚々たるトッププロギタリスト、ベーシスト、他の楽器プレイヤーの方々に現場でご愛用いただいております。